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【旧ブログ・はてな補完用】セールスコピーライター・アニータ江口@あなたの宣伝部長のブログ

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牛乳石鹸のCM炎上問題について、コピーライター的視点で考えてみた。

youtu.be

まずこのCMを見てもらいたい。

牛乳石鹸のCMなのだが、
どのように感じただろうか?

動画は、彼が朝のゴミ出しをするシーンから始まる。

その日は息子の誕生日だ。仕事の合間を縫って妻からメールで頼まれた誕生日ケーキとプレゼントを買いながら彼の気持ちがナレーション形式で語られる。「家族思いの優しいパパ、時代なのかもしれない。でもそれって正しいのか」。

その後、会社の後輩を飲みに連れていってから帰宅した彼に対して、妻は「何で飲んで帰ってくるかな」の一言。彼は気持ちを切り替えるために入浴し牛乳石鹸を使う場面で唯一商品が登場する。お風呂から出た彼は「さっきはごめんね」と妻に謝罪し、家族はめでたく息子の誕生日を祝う。

幼かった頃、自分が見ていた父親と今の自分を比べて内省的な語りが続く動画の最後には「さ、洗い流そ。」の言葉。


下記のサイトにあったあらすじが
わかりやすかったので、
引用させてもらった。

www.huffingtonpost.jp 


私も見たのだが、

「わかる。そういうこともあるよね。」
「働く人も家事育児やる人も大変だよね。」

というのが個人的な感想。

おそらく私がどちらの立場にも
なったことがあるから
このような感想になるのだと思う。

ちなみに、牛乳石鹸側としては、
頑張る父親への応援メッセージとのこと。
まぁ、そうだろうなという印象だ。

しかしどうやら、
父親・夫像云々で
炎上しているらしいのだ。


「父・夫が家庭を顧みない」
という点
でご立腹なのだろう。


そこで怒る人の気持ちも
わからなくもない。

それに男が外で働き、女が家事なんて
前時代的だともいうのだろう。
悲しいことにそういう価値観の人も
多いのが現状だからああなのだ。

とはいえ、お父さん側の人が
家庭も大事にしていて、
早く帰りたいのだが、色々な事情があって
帰れない人であれば気の毒な人だ。
(早く帰ると左遷や減給される等)

誰が悪者か決めつけたのであれば、
そこの会社であり、世間だ。

故に、そこに関して、どちらが悪いなど
個人的には言えないし、このCMに関しても
誰がひどいとかは言えない。

だが、はっきり言ってしまうと、
コピーライター的に
気になるところは、
父親像・夫像云々ではない。



*****

カウブランド石鹸 青箱バスサイズ135g*6個

このCMに対して、
父親像、夫像についての批判ではなく

「意味がわからない」

牛乳石鹸のCMである
 必要を感じられない」


「何のCMなのかわからない」

という指摘もあるのだという。

ここに関しては、
はっきり言いたいことがある。

牛乳石鹸という
大手メーカーだから
ああいうCMで良いんだよ。

意味がわからない?
あのCMで売れる気がしない?

イメージコピーなんだから
それでいいんだよ。

もし、牛乳石鹸のCMが
下記のようなシナリオ
だとしたらどうだろうか?



===============

突然ですが、質問です!
この女性は何歳でしょうか?

商店街の女性A「30歳?」
商店街の女性B「45歳かな?」

実は、65歳なんです!

商店街の女性A「えー!」
商店街の女性B「見えない!」

鈴木さんの若さの秘密は
この牛乳石鹸

石鹸にある牛乳由来の保湿成分の
◯◯や△△がお肌をしっとりさせつつ、
汚れを洗い流してくれるのです。

ほら、見てください。この違い!
右手と左手で比べて見ましたが、
ここまで潤いが違います。

しかも、この牛乳石鹸は、
日本最大のコスメ・
美容サイトで有名な@コスメの
人気ランキングでも人気NO.1!
(※2017年8月現在 固形石鹸部門)

1909年の創業時から
伝統を守ってきた当社ですが、
今でも多くのお客様から
選ばれている証拠です。

そんな皆様のご愛顧に
感謝にお伝えしたく、

なんと今月限り、半額セールで
1個50円で販売させていただきます!

商店街の女性A「すごい!」
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是非ご購入ください。


===============


もしこのようなCMが流れたら、

牛乳石鹸どうしたんだ・・・」
「経営危ないのかな・・・」

と話題にはなると思う。

こういう流れのCMは
見たことがあるかもしれないが、
大概無名の中小零細会社の
通販化粧品のCMだ。

そして、このようなゴリ押しで
テレビショッピングのような
CMの方向としては、
『セールスコピー』を
多用することが多い。

なお、今回批判されている
牛乳石鹸のCMは、
イメージコピーを多用したものだ。


***


キャッチコピーには
2種類あって、

イメージコピーと
セールスコピーがある。


イメージコピーの代表例は、

JR西日本
「そうだ、京都行こう。」

ルミネの
「試着室で思い出したら、
 本気の恋だと思う。」

などだ。

イメージコピーの特徴は、
何のCMかわからず抽象的だが、
何となくオシャレで好印象だ。

イメージコピーの目的は、
商品のイメージを
良くすること
だから王道のイメージコピーだろう。



セールスコピーの代表例は、

スピードラーニング
「1日5分から聞き流すだけ!
 ある日突然、英語が口から飛び出した」

ライザップの
「たった2ヶ月でこのカラダ」 

である。

セールスコピーの特徴は、
イメージコピーのようなオシャレさはないが
直接的でわかりやすく買いたくなる。

セールスコピーの目的は、
商品を買ってもらうこと
だから、
王道の
セールスコピーだろう。

また、イメージコピー、
セールスコピー、
どちらのコピーを使うのかは
企業の規模によって変わることが多く、

商品のイメージを良くすることを
目的とした『イメージコピー』を
多用する企業には大手が多い。

一方、商品を買ってもらうことを
目的とした『セールスコピー』を
多用する企業は中小零細が多い。

なぜかというと、

大手のJR西日本は、わざわざ
テレビショッピングのような
ゴリ押しのCMをして
「今すぐ買うべきだ」と宣伝しなくても
購入する人は一定数いるからだ。

むしろ商品(切符)そのものよりも、
「旅行っていいな」という
楽しいイメージをさせて、
「京都いいな」「旅行でも行くかな」
と思わせた方が購入につながるだろう。

確かに「京都いいな」「旅行でも行くかな」
と思っても、JR西日本を使わずに
バスや飛行機で行く人もいるだろう。

しかしそれでも良いのだ。
JR西日本としては、
多少見込み客が
他社に逃げても痛くも痒くもない。

いつか使ってくれればいいという
そのくらいの余裕がある。

一方、スピードラーニングがもし、
詩的なキャッチコピーを打ち出し、
英語圏の美しい外国で
楽しそうに英語を話すCMを
流したところで、
「私も海外で英語話したいわ」と
思う人がどのくらいいうだろうか。

確かに、
英語圏の海外に行きたいから
 英語を話せるようになりたい」
と思う人はいるだろうが、

「じゃあ、早く学べて身につく
 スピードラーニングに申し込もう」
と考える人はほぼいないだろう。

そもそもさほど認知されていないから、
(特に売り出し当時は無名)
選択肢にも入れられない。

JR西日本の新幹線の場合は、
京都に行く手段として、
新幹線か飛行機かバスかなど、
選択肢に入れられる。

しかし、無名であれば
選択肢にさえ入れられない。

そもそも、英語圏の美しい外国で
楽しそうに英語を話すCMを
見たところで、英語を話したいと
思わない可能性も高い。

それに、大手企業ではないから、
いつか認知してくれることや
買ってくれることを待つほど
余裕はないだろう。

だからこそ、
「1日5分から聞き流すだけ!
 ある日突然、英語が口から飛び出した」
と言ったような、
直接的なセールスコピーが必要なのだ。

※下記は、セールスコピー・イメージコピーの
 違いについて書いた過去記事。

aiegc.hatenablog.com

 

*****


で、話は牛乳石鹸に戻すが、
牛乳石鹸は有名か無名か?

牛乳石鹸共進社株式会社は
大手か中小零細どちらか?

おそらく大半の人は、
牛乳石鹸に対して、
大手メーカーで
有名な商品だと
答えると思う。


それに、昔からあるメジャー商品で、
今もなお、@cosmeなど
日本最大のコスメ・美容サイト内の
人気ランキングでも上位になるほど
人気の商品である。

そう考えると、
わざわざ直接的なセールスコピーで
宣伝する必要はない。

牛乳石鹸は、JR西日本のように有名だ。

何のCMかわからないほど抽象的で
詩的なCMであっても売れる。

印象を良くするための
イメージコピーで十分なのだ。

もし、牛乳石鹸のCMが、
先ほど私が勝手に作った
テレビショッピングのCMのような
CMだとしたら引くだろう。

むしろ、牛乳石鹸がやったら
胡散臭くなってしまう。

テレビショッピングのような
直接的なセールスコピーは
中小零細企業の無名商品にこそ合うのだ。

@cosmeなどの日本最大のコスメ・
美容サイト内では、成分を比べるような
美容に熱心な人も見るので、
お得感や成分の良さを前面に出した
広告を出しても良いかもしれないが、
テレビを見ている層は違う。

だから、
テレビショッピングの
ような
直接的なCMである
必要もない。


抽象的で何の商品のCMか
すぐにわからなくたってそれでいい。

何となく良い印象を与えられれば
それで良いのだ。

しかも、今回は牛乳石鹸側は、
父親をターゲットにしている。
頑張るお父さんを応援したいのだ。

で、あのCMを批判している人はというと、
大概がお父さん側ではない。
お母さん側の人かフェミニスト
男性嫌悪のミサンドリーの人々だ。

イメージコピーの目的は、
商品のイメージを良くすることだ。

そのため、お母さん側の人は
敵に回してしまったかもしれない。

しかし、もし、お父さん側の人に

「あなたのこと応援しているよ」
「あなたの頑張りもわかるよ」
「あなたも色々葛藤あるよね」

という思いが伝わり、お父さん側の人が

牛乳石鹸の中の人って
 父親の気持ちもわかっているな」
「味方なんだな・・・」

と感じ、
お父さん側が
何となく牛乳石鹸
良い印象を持ってくれれば
OKなのである。


おそらく私の憶測だが、
すでに女性は牛乳石鹸
それなりに良い印象があった。
買うのも女性だ。

だから、男性の購買層も
増やしたかった。

おそらく男性は、
女性ほどには石鹸にこだわりがない。

そのため、
「石鹸買わなきゃな」と思い、
「何でもいいから買おう」と
薬局にとりあえず行った時に、
何となくCMで見た牛乳石鹸を思い出し、
じゃあ「これにするか」と
手に取って欲しいのかとも思う。

また、奥さんなどに
「とりあえず何でも良いから
 石鹸買ってきてよ」
と言われた時に、
よくわからないけど
「とりあえず牛乳石鹸買うか」
と思ってほしいのかもしれない。

最近はお父さんが子供を洗う
ボディーソープのCMもあるが、
やはりお母さん目線のものが多い。

だから、お父さんに興味を
持ってほしかったのだろう。
味方だと印象つけたかったのだろう。

お父さんが外で働き、
お母さんが家のことをするなんて
決めつけはおかしいなどという人も
いると思う。

確かに決めつけはおかしいだろう。
実際、我が家みたいに、
夫の方が仕事より家事が好きかつ得意で、

妻である私が家事より仕事の方が好きな
うちもある。共働きなので助け合いだ。

だが、まだ男性が外で働き、
女性が中で育児家事をする家庭が
多いのも現状なのだ。

CMなどの広告は、
ドラマではなく宣伝だ。

メジャーな層に合わせる。

「私のこと言っているな」と
自分のことに置き換えて
買ってくれそうな方に合わせる。

日本では日本人の人口が多いから
日本人が出演するCMが多いのと同じだ。
だからそうせざるを得ないのだ。

徐々に変わってきてはいるが
わざわざ世間の流れや意図を
汲み取ってCMにする企業は少ない。
なぜならば商品や企業の宣伝広告だからだ。

それに、普段から石鹸にさほど
興味を持っていない人に
訴えかけるのであれば、
まずは話題にしなければならない。

そう考えると、多少炎上したとはいえ
牛乳石鹸を考える人が増えて
よかったとも思われる。

このように考えていくと、
牛乳石鹸のCMは
お母さん層の反感は買ってしまったが、
間違っていなかったとも言える。

大手なのだから抽象的なCMで問題ないし、
お父さんをターゲットにして
イメージを良くしたいと考えるのであれば
あれで良いのだ。

あれでお母さん層の反感を買って不買運動になり、
会社が傾いてしまったら元も子もない。

それに、イメージを良くするための
『イメージコピー』のCMなのに
一部の人が考える
牛乳石鹸のイメージを
悪くしてしまっているので、
そこに関しては失敗かもしれない。

しかしもし、牛乳石鹸
悪いイメージを持った層を切り捨てて、
新たなお父さん層や外の働き手に
ターゲットを定めているのであれば、
あのCM自体は間違ってはいないだろう。

よって、私の意見としては、
批判している層に買ってもらう必要がない、
もしくは元々あの人たちは買わないだろうと
割り切っているのであれば、
あの牛乳石鹸のCMは
あのままで良いと考える。


*****


追伸

大体、広告にケチつける人は
ターゲットではない人が多い。
お客様にならない人は関係ない。

牛乳石鹸はお母さん層も買うので
何とも言えないところだが、

もし、お父さん層に売りたいという
方針なのであれば、あの打ち出し方は
間違っていないし、お母さん層の
批判は無視しても良いだろう。

最近、元々買う気もないくせに
CMやら広告にケチつける人が多すぎる。

炎上商法の広告は確かにどうかと思うが、
気にしすぎて騒ぎ立てる人はどうかと思う。

「嫌なら買わなきゃいいし、
 無視すればいいんだよ。
 それにそもそもあなたのことなんて
 ターゲットにしていないぞ」

と思うことは多々ある。

私はコピーライターなので
どうしても許してやれよと
思ってしまうのかもしれないが、

いちいち重箱の隅をつつく人や
わざわざ騙されにいって
被害者面している人を見ると
そういう珍しい趣味を
お持ちの方なのかなと思っている。

趣味ならば仕方があるまい。
きっと奇祭が好きなのだろう。

とはいえ、企業のコピーを書く以上、
変に炎上させるのもまずい上に、
ターゲットの購入側を騙すコピーを
書くのもまずいと思っているので、
その辺は気をつけて書いていきたいと思う。


*****


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キャッチコピー・タイトルに意味不明な言葉があったら、即ゴミ箱行き。

f:id:aiegc:20170810010247j:plain


広告のキャッチコピー、ブログのタイトルなど、
説明しないとわからないような
単語を入れていないだろうか?

そういうことを指摘したら、
「本文に書いてあるから読めばわかる」
なんていう人が言うが、

キャッチコピーや
タイトルで
つまずいた人は
その後の本文なんか
絶対に読まない。

何で「ん?」となった人が
きちんと読んでくれるなんて
思っているのだろう。

いや、確かに
あなた自身のファンなら
隈なく読むと思う。

例えば、石原さとみ
一般人には意味不明な念仏を
ブログタイトルに書いたとしても、
石原さとみの日常や素顔が
知りたいと思う人や、
写真を見たいと思う人は
たくさんいるので、
「何これ?」と思っても
きっと読んでくれるだろう。

しかし、
残念ながら
我々は
石原さとみではない。


石原さとみのように
ファンが多いような人ではない限り
読んではもらえないのだ。

ブログならまだ良い。
他人に読ませることを
目的としていない人や、
ただ自分の備忘録として
趣味で書いている人や
日記書きやポエマーもいるから
とやかく言うのはここまでにする。
(集客・宣伝・告知したい時は
 その書き方はアウトだがな。)

問題は、宣伝・広告する際の
タイトルやキャッチコピーだ。

Facebookの告知文のタイトルも、
ブログのタイトルも、
メルマガのタイトルでも、
宣伝や告知目的ならば
気をつける必要がある。

もうね、はっきり言うが、
人間は宣伝が大嫌い
なのだ。

いや、確かに宣伝は大事だ。
宣伝されたことで
良い情報を知ることができる。
良いものの存在を知ることができ、
良いものが手に入る。

だが、
売り手目線の
意味不明な押し売りは
迷惑なのだ。

わざわざ四六時中
テレビショッピングを見て、
チラシ収集をして
広告チェックしている人なんて
なかなかいない。いたらオタクだ。

セールスコピーライターの私でさえ
四六時中は広告や宣伝を見ない。

そう、一般人はわざわざ
好き好んで宣伝を見ない。

目立つキャッチコピーや
タイトルが見えて、
「あれ、私にとって
 お得な話かしら?」
と思った人が
やっと読んでくれる。


だから、
最初から自分に無関係な
意味わからない単語が

デカデカと書いてあっても
興味を示さないのだ。

なのに、広告やブログの本文を
最後まで読んでくれると思っているなんて
どこまで自信家なのだろうか。

また、
「文字面を見て考えれば
 何となくわかるはず」
と言う人や、挙げ句の果てには
「調べればわかる」
と言い始めるすごい人がいるが、

広告や宣伝を見聞きして
知らない言葉を
わざわざ考えて調べて
読む人なんていない。

これもまた、
ファンがたくさんいる人が
宣伝しているのならば
意味不明な言葉でも
良いかもしれない。

例えば石原さとみ
「私のオススメの◯◯」
と謎の置物の写真とともに、
謎の商品名を書いていたら
「さとみちゃんと同じものが
 欲しいからからあの商品は
 何なのか調べてみよう」
ともなるかもしれない。

しかし、何度でも言うが
残念ながら我々は
石原さとみではない。

だから、この単語は何だろうと
考えて調べてもらえるわけがない。

そして、
宣伝や広告を
見てもらえるのは
1秒ほどだ。

数秒のチラ見で
「私にとって得かどうか」
「私に必要な情報かどうか」

と判断され、
「私にとって得ではない」
「私には無関係な話だ」
と思われた途端に
ゴミ箱行きだ。

タイトルもキャッチも
読まれなかったら終わりなのだ。

メルマガなんて顕著な例である。
タイトル見て判断されるのだから
中身を開けてもらえないことも多々。

宣伝・広告は時間との勝負。
考えさせたら終わりだ。

一瞬で、
「私にとって得な情報かどうか」とか
「必要な情報かどうか」とか
判断される。時間との勝負だ。

だから、悠長に
「んー?何だろこの単語?
 専門用語かな?
 多分漢字から文字面からして
 こういう意味かなー?」
なんてわざわざ考えてくれる人なんていない。

おそらく大人ならばわかる言葉でも
小学生がわかるレベルの
簡単に言葉が良い。
簡単な言葉であればあるほど、
考えることをせずに頭に入ってくるからだ。

「何これ?私に関係ないわ」
ってなったら
おしまい。

確かに、あえて謎の単語を入れて
読ませる方法もある。

だが、その単語以外に、
読みたくなるような文章を
入れておかないと見てもらえない。
だからオススメしない。

そして
キャッチコピーや
タイトルの中で

説明しなければ
わからない単語は

入れるべきではない。

どうしてもその単語を入れる
必要があるのであれば、
本文中に入れれば良いだろう。
別にわざわざ目立つところで
入れる必要はない。

読み手だって
知りたいことではない。
意味不明な単語を
前面に出そうとするのは

売り手や書き手のエゴだ。

ただ、書きたいから書いているだけ。
読み手や購入者のことなんて無視だ。

ただでさえ
押し売りは嫌なのに
意味不明なことを
言われながら
押し売り
なんてされたら恐怖だ。


だから、広告や宣伝において、
読み手が一瞬でわかる
タイトルやキャッチコピーにして
「あ、私にとってお得な話ね」
「これ、私に必要なことかも・・・」
と思わせる必要がある。

ただし、
「専門用語を
書いたらいけない」
言うわけではない。
読んでもらいたい
ターゲット次第だ。


もし、読んでもらいたい欲しい相手、
買ってもらいたい相手が専門家で、
その専門用語が一般常識の単語ならば
全く問題ないだろう。

一般人に読んでもらう必要も
買ってもらう必要もないのだから
一般人からしたら意味不明な言葉でも
全く問題ないのだ。


だから、
読んでもらいたい人、
買ってもらいたい人に
その言葉は瞬時に伝わるか?
と言うことが重要なのだ。

ぜひ広告や宣伝、告知をする際には
参考にしていただけると嬉しい。


関連記事

aiegc.hatenablog.com

aiegc.hatenablog.com

aiegc.hatenablog.com

 

追伸
意味不明な言葉を広告の
キャッチコピーに入れたがり、
「考えればわかる」
「調べたらわかる」と言って、
何度もこのブログに書いたようなことを
言っても聞かない人がいて、
絶賛ブチギレ中なので怒りに任せて書いた。
(その人はお客様ではない)
文句はこう言う風にブログに書くと
スッキリするからオススメ。

*****


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数字が入ったキャッチコピー&タイトルは効果があると思い込んでいませんか?

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「キャッチコピーやタイトルって

 数字を入れるだけで
 効果があるんですよね?」

と言われることがある。
半分正解で半分間違いだ。

「キャッチコピーには
 数字を入れるのが正解」
 と思い込んでいると、

馬鹿の一つ覚えのようにドヤ顔で
「メルマガタイトルに数字入れるべき」
と言うようになり
成果も出せずに
恥をかくことになる。

もし本当にそのようにドヤ顔で
語っているのだとしたら恥じるべきだ。

それはあくまで
目的や状況を無視した
小手先テクニックに
過ぎないからである。

1年前に書いた記事でも紹介しているのだが

aiegc.hatenablog.com

 
記事の中で取り上げた本、

キャッチコピー力の基本

キャッチコピー力の基本


 『キャッチコピー力の基本』では
小手先テクニックが満載だった。
(小手先テクニックを探すには
 大変良書である。詳細は上記記事へ)

この中にも、数字を入れるという
テクニックが書かれていた。

確かに王道テクニックだ。

ブログやメルマガタイトル、
広告キャッチコピーにもよくありがちな

『・・・・・の3つの方法 』
『・・・が選ばれる5つの理由』
『駅から3分!最安値!』
『・・・コンクール1位獲得!』

だとかよくある書き方だ。

では、なぜ一般的にはキャッチコピーに
数字を入れると良いとされるのか
3つにまとめてみた。


数字入りのキャッチコピーや
タイトルが良いとされる
3つの理由


(1)読者によって捉え方が変わらない
   まぎれもないデータかつ事実なので
   具体的な内容やインパクトが伝わる
 
  ※単純に「駅から近い」と書いても
   人によって感覚が異なるので
   近さは伝わらないが、
   「駅から3分」と書けば
   具体的な近さが伝わる

(2)字面上に数字があった方が
   メリハリがあって読みやすい

  ※特にメルマガタイトルなど、
   文字の色や大きさ、太さなどを
   変えられない場合は有効

(3)プレゼン冒頭のように事前情報を
   与えられるので読者は本文を読みやすい

  ※「3つの理由」などと書かれていると
   「3つなら読もうかな」などと
    先に思えて、本文を読み始める
   (まさに今回の文章)


と言ったあたりではないだろうか。

だが、これは何度もいうが、
小手先テクニックだ。

大事なのは、
・シチュエーション
・ 何を伝えて
 どう動かしたいのか

・相手を振り向かせる方法
を確認し、考えること。

詳細は以前の記事で書いているが、

aiegc.hatenablog.com

 
ざっくりいうと
テクニックに頼っても、
状況と目的を無視して
キャッチコピーを作ると
おかしなことになる
ということだ。

例えば、

「市内診療代激安ランキング1位の◯歯科」
「大学偏差値60の店長が作ったケーキ」

ということが書いてあって、
行きたくなるか、欲しくなるかと
考えていただければわかると思う。

「市内診療代激安ランキング1位の◯歯科」
の方は、むしろ安くて怪しさが漂い、
客足が途絶えてしまう可能性がある。
安すぎると失敗しそうで怖いからだ。
安さよりも、治ることを前面に出すべきだ。

もし数字を入れたいのであれば、
◯◯学会認定、名医歯科医
口コミランキング部門1位
などと書いた方が来院数は増えるだろう。

「大学偏差値60の店長が作ったケーキ」
の方は、もし、DHAを練りこんで作った
『頭が良くなるケーキ』とか
『食べたら合格するケーキ』いう売り方を
しているのであれば、まだそれなりに
関係あるかもしれないが、基本的には
店長の大学偏差値とケーキは関係ない。

それに、東大だとかぶっ飛んだ偏差値ならば
『食べたら東大に合格かも?!』だとか
もし合格者がいれば「東大合格者が出た」と
それなりにインパクトも出しやすいが、
大学偏差値60は割といるので埋もれるし、
「だから何?」で終わりだろう。

このように考えると、短絡的に
「キャッチコピーに数字を入れるのが正解」
とは思わないはずだ。

小手先テクニックの
キャッチコピーの作り方は沢山ある。

だが、それを真似したからと言って
成果は出るとは限らない。

・シチュエーション
・ 何を伝えてどう動かしたいのか
・相手を振り向かせる方法

を確認かつ考えそびれて

とりあえずキャッチコピーを作っても、
ただ“それっぽい”仕上がりになるだけだ。

テクニックを使うのであれば、
まずは状況と目的の確認を
怠らないことが重要だ。

その確認が終わってから作れば
テクニックは活きてくるだろう。

テクニックを使ったとして、
本当に効果があるのかと
考えてから作ることが重要なのである。


追伸
なぜこんなに「キャッチコピーには
数字を入れるのが正解」だと
思い込んでいる人に対して
当たりが強いのかというと、
個人的に腹が立っていて
ただただ文句を言いたかったからだ。

少々キャッチコピーの知識をつけた人に、
メルマガタイトルを相談されたので、
数字なしのタイトルを提案したところ、
「タイトルは数字入れるのが常識でしょ」
「コピーライターなのに知らないのか」と
言われたから根にもっているのだ。

ちなみにその人は、意気揚々と意味不明な
数字入りのタイトルに書き換えていたので
結果は惨敗だ。当然の報いである。
そもそも善意の無償ボランティアであり、
私のお客様でもなんでもないので
成果がどうだろうと私には関係ないが。

このように私は、ただ個人的な
憂さ晴らしをするために
この記事を書いただけなのである。
仕方があるまい。こういう人間なのだ。


*****


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