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売る相手を間違えたら、良い商品&広告でも絶対に売れない。

 

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「広告を作って販売しているのに
 商品が全然売れない・・・

 広告うまいのに理由がわからない」

と、とある経営者の方が嘆いていた。

そこで、
「どんな人をターゲットに
 販売しているんですか?」
と聞いてみた。

「50代くらいの男性経営者」とのこと。

ランディングページなどの
基本的な広告は物凄く良かった。
そこに関しては全く問題ない。

問題は『売る相手』を
間違っていたのだ。


と言うのは・・・
その商品は、女性向けの商品。

確かに男性も興味を持つが、
基本的に食いつきが良いのは
女性という商品だった。

しかも、事前の調査では、
実際に女性の方が
反応良かったものである。

にもかかわらず、ターゲットとする
50代くらいの男性経営者に
販売したいのだという。

売る相手を間違えているのに
買ってくれるはずがないだろう。

オジサンの描き方 (廣済堂マンガ工房)



女性向けの商品を
50代男性経営者に
売ろうとしている時点で
間違っている。

しかも、その作成してもらった
ランディングページは、
基本的に自社のメルマガ読者宛にしか
知らせないのだという。

実際にその商品名で検索してみたが、
そのランディングページは
SEO対策もしておらず、全くひっからない。

本当に、自社のメルマガ読者だけが
頼みの綱なのだ。

では、その自社の
メルマガ読者の属性はというと、
ターゲットとして言っていた
50代くらいの男性経営者ばかり。

唯一広告を見てくれる
自社のメルマガ読者
(=50代男性経営者)に
女性向けの商品を
売ろうとしても

売れるわけがない。

広告やらLPやらには
かなり投資したようだ。
確かに文句なしにうまい。

だが、後でライター達から聞いたが
かなり苦戦したという。

「明らかに女性向け商品なので、
 50代の男性経営者向けの
 広告を作っても売れませんよ。
 女性向けの広告にした方が良いのでは?」

と何度も何度もアドバイス
したにもかかわらず、
まったく言うことは聞かず、

「うちのお得意様は、
 自社のメルマガ読者だ。
 
 いつもこのメルマガ読者様が
 うちの商品を購入している。

 50代の男性経営者が多いのだから、
 彼らが買うように広告を作ってくれ」

と言ったのである。

実際にその経営者の方は
私にも同じことを言っていたので本当だ。

結局、男性経営者が好きそうで、
求めていそうなテイストで
広告を作っていたが、
結局女性ウケする商品だ。

どんなに広告が上手くても
『売る相手』が違えば
売れないに決まっている。

もし、アドバイスに従って
女性に向けて広告を作っていたら
きっとその商品は売れたはずだろう。

ただし、どうしても
自社のメルマガ読者の
50代男性経営者に
売らなければならなかったとしよう。

『売る相手』を
変えられないのであれば、

『商品選び』を間違っている。

「女性向け商品だから
 女性向けの広告を打ち出して
 女性にアピールすれば売れますよ」

と言っているのに、頑なに拒んで

「自社のメルマガ読者の
 50代男性経営者に売ってくれ」

と言うのには、何かしらの理由で
自社のメルマガ読者の50代男性経営者に
売る必要があったとする。

そこは目を瞑ろう。

しかし、ではなぜ
50代男性経営者に
売らねばならないのに
女性向け商品を
仕入れたのだろうか?


意味がわからない。
確かに、男性も買う人は買う。
だが、反応するのは女性ばかりだ。

少し検索すればわかることで、
難しいことでもない。

事前調査のフェイスブック広告でも、
女性の方が反応していた。

にもかかわらず、
そのまま突っ走ろうとした。

その会社は、メルマガ読者頼りの会社なので、
変えようがなかったのだ。

「良い商品だ!」と感動したから、
そのまま仕入れてしまい、
上手くいくと思ったらしい。

良い商品だとしても、
売る相手を間違えたら
売れるわけがない。


商品がどんなに素晴らしい口紅で、
どんなに素晴らしい広告だとしても、
男性に売ろうとしていたら
売れるはずがない。

日本で1番売れている
男性向け雑誌の中で、
日本で1番売れている

口紅をおすすめしても
男性読者が自分のために
口紅を買うわけがない。


「彼女へのプレゼントにオススメ」とか
書いてあれば話は別だが、
女性に人気で女性が使う口紅を
オススメされたところで
自分のために買う人はいないだろう。

たとえ、日本で1番売れている口紅で
日本で1番売れている男性雑誌での
紹介だったとしてもである。

そのくらいおかしなことなのに
商品と広告がよければ
上手くいくと思っているようなのだ。

売る相手を間違えたら、
良い商品でも
良い広告でも
絶対に売れない。

意外にこういう人は多い。
「え、女性向け商品といっても
 男性だって買うじゃん」
と言っても、一部の人頼みでは
上手くいかない。

少なくとも、その商品の仕入れ
広告宣伝費を考えると
赤字になることだろう。



*****


今回は、私のお客様の話ではない。

だが、もしこのような
明らかに売る相手もしくは売る商品を
間違えている方からご依頼を受けた場合、
コンサル時にお伝えさせていただいている。

そして、売る相手や売る商品を間違っていて
売れないとわかっている条件のまま
作って欲しいと頼まれた場合は、
基本的にお断りしている。

どんなに広告を頑張っても、
売れるわけがないからだ。

試さなければわからない場合はテストするが、
それでも、予想が変わらない場合は
お断りさせていただいている。

それに、私にお金を支払っていただいても
無駄になるだけだろう。
私ではなくても、広告を作るだけで無駄だ。

売れるはずがない商品なのに
広告費を投入してももったいない。

それに、気の毒なのは商品や生産者だ。
良い商品なのに、仕入れた人が
売る相手を間違えたせいで
「失敗した」と邪魔者扱いである。

それに、
「なんか良い商品だな!
 流行りみたいだし、きっと儲かるぞ!」
なんて無闇矢鱈に仕入れて、
痛い目にあうのは自分だ。

気づいた時には部屋が在庫まみれ。
セミナーなどの無形商品の場合は
信用を失うことだろう。

商品を売ろうと思った時は、
まず売る相手を間違えていないか、
一度考えた方が良いだろう。

 


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