女子力とは、老いに抗う力である。
木の枝を折っている様子ではない。この茶色いのは私の筆箱。そして、重要なのはそこではなく、ネイル。半年ぶりにネイルサロンで、ジェルネイルをしてもらってきた。
「女子力アップしてきました♡」というようなブログを書いてみたい気持ちもあったのだが、ここ数日、栄養ドリンクやおじさん臭さを出しまくった記事を書いている私としては手遅れな話であり、もはやネカマにしか見えないだろう。それに「女子力」アップは間違いだ。マイナスから0に近づけたにすぎない。
そもそも「女子力」ってなんだろう。個人的な感覚では、20代以上の女性は女子とは言えないと考えている。言葉として使いやすいから「女子」と言っているが本当に自分のことを女子だと信じている人はどのくらいいるのだろう。
私のブログのアクセスを調べると、「◯◯女子」と言うキーワードで検索して来てくださっている方が一定数いる。おそらくヒットして読んでくださっているのはこの辺りだと思う。
きっとみんなイライラしているのだろう。「なにが◯◯女子だ!」と思っているのだろう。わかる、わかる、ものすごくわかる。
ただ、私は自分のことを女子だと思っていないし、「女子」と言っている人を批判しているつもりもない。敵ではないから許してくれ。
なお、私がジェルネイルをする1番の理由は割れ爪予防だ。乾燥のせいなのかすぐに割れてしまう。女子力云々以前に、私は老化と戦っているのだ。そう、老いを食い止めようとする力、そして、老いに抗う力こそが女子力である。
営業職やディレクターで取材に行っていた頃は人並み程度には気をつけてはいたのだが、フリーになってからは家にいることが多くなり、さらに気を抜いていた。
ここのところ、引き篭もり力が高まりすぎて、ネイルどころかメイクもほとんどしていなかった。人の目がなくなると、こうも劣化していくものなのかと日々痛感している。
なぜネイルサロンに行こうかと思ったのかというと、明日から1週間、旦那の実家の山形に行くことになったからだ。旦那の従姉妹の結婚式があり、せっかくお祝いの席くらいは華やかにしようとネイルサロンに久しぶりに行った次第である。
そして、行ったお店がこちら。ヴォートル中野(Votre中野)さん
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中野駅南口から徒歩2分。TSUTAYAに向かって人混みの少ないゆるい坂を登るとすぐに到着。フリーランスの弱り切った体にも優しい距離感である。
ここのネイルサロンは素晴らしい。何が素晴らしいのかというと、一言も話さなくても良いからだ。ネイルサロンは、テーブル越しに真正面に人がいて、話しながらやることも多いだろう。
美容院での会話さえ苦手で雑誌に逃げる人にとって、ずっとネイリストさんに手を預けているために、雑誌にも携帯にも逃げることができず会話をする必要がある状況は、恐怖以外の何物でもないはずだ。
しかし、ここの場合、施術は横からしてくれる形式だ。フカフカの椅子に座って足も腕も投げ出していると両側からさくっと施術してくれるのである。
正面には、大画面のテレビモニターがあり、ずっとそのテレビを見ていれば、謎の静寂に包まれることも、視線を感じて話さなければならないと思う必要もない。
私は割と会話をするタイプなのだが、無理に話さなくても良い点がとても楽だ。もちろん一言も話さなくても全く問題ない。
そして、このお店のお姉さんたちは綺麗で優しい。キラキラパワーで焼き殺しにこないから安心してほしい。ちなみに今日は胃カメラの話で盛り上がった。私もお姉さんも胃炎の胃カメラ仲間である。
もちろんネイルスキルも素晴らしい。当たり前に素晴らしいからあえて書かなかった。そんなことは他の誰かが口コミに書いてくれている。
ちなみに私は、ブライダルネイルもここでやってもらった。久々に行ったものの、常連である。まだやったことはないが、このお店は、まつげエクステやフェイシャルエステもしているとのこと。
もし、ネイルサロンに行きたいけど「会話するのに気を使うから嫌だ・・・」という人には特におすすめだ。
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