『ロジカル思考になる10のクエスチョン』〜第4回ロジかわ会(横山信弘さん「絶対達成社長の会」派生勉強会)の参加レポート〜
今日は、「絶対達成」で有名な
経営コンサルタント、横山信弘さんに
お会いしてきました。
横山さんは書籍やヤフーニュースコラムの執筆、
動画配信をされていますので、
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
(私はただの隠れファンです。)
今回、私が行ってきたのは「ロジかわ会」というものです。
上記ページの引用になりますが・・・
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「「ロジかわ会」は、ロジカルで可愛らしい女子「ロジかわ女子」の会です。
働く女性が抱える問題を、「共有」ではなく「解決」するために
論理的思考力を身に付ける会をめざしています。」
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ということですね。
「たまにロジカルに考えられる女子になろう」という会だそうです。
雑談もロジカルに理詰めにしていたら、雰囲気が悪くなりますし、
可愛くないですからね。
前半は、講義形式の勉強会。
後半は、懇親会兼ねて美味しいディナーです。
以前より、朝倉千恵子先生の塾友が、
横山さんのイベントスタッフをしていたため、
定期的に集まりがあることは知っていました。
ずっと気になってはいたものの、「絶対達成」という名前に圧倒され、
しかも朝会のタイトルは「絶対達成社長の会」
ですから、なかなかハードルが高くて行けなかったんですよ。
※「絶対達成社長の会」参加者には、
社長以外の方もたくさんいらっしゃるようです。
ただ、「絶対達成社長の会」から派生した
「ロジかわ会」という女性限定の勉強会&懇親会があると聞き、
さらに今回横山さんが講義をしてくださるということで
勢いで申し込んだのでした。
本日は、横山信弘さんが
「ロジカル思考」をテーマに
講義してくださった内容を
備忘録を兼ねて
シェアしていきたいと思います。
勉強会における正式タイトルは、
「ロジかわ女子10のクエスチョン」
でしたが、内容は女子でなくても、
「ロジカル思考になりたい」人向けには
活用できると思ったため、当ブログタイトルでは
「ロジカル思考になる10のクエスチョン」
とさせていただきました。
きちんと学びたい方は、横山さんの書籍やコラム、
メルマガを読むことや、横山さんの動画を見たり、
セミナー等を直接受講することをおすすめします。
10のクエスチョンについては、
横山さんが下記でも解説されています。
「ロジかわ会」や「絶対達成社長の会」は
毎月行われていると聞きましたので、
そちらに参加されるのも良いかもしれませんね。
(本講座よりお安いですし笑)
■そもそも「問題」とは?
あるべき姿と現状とのギャップです。
「問題」は悪いものではありません。
もし問題がなければ、
ギャップを埋めようと思わないため、
成長しないということです。
問題にも、2種類あり、
ポジティブな問題とネガティブな問題があります。
例を挙げると・・・
ポジティブな問題は、健康だけどマラソンで完走したい(0→プラス)
ネガティブな問題は、病気を治したい。(マイナス→0)
■思考パターン変えるためには?
インパクト×回数です。特に、回数が重要になるそうです。
(1)使う言葉を変える
例:ポジティブな言葉にするなど。
(2)理想とする思考パターンをする人と一緒にいる
例:ロジカル思考になりたい場合は、
ロジカル思考をする人と一緒にいるようにするなど。
このようにしていくと、
例えば、達成したい目標がある場合、
当初は「無理そう・・・」と思っていても、
「達成して当たり前」という気持ちに変わっていくそうです。
■ロジカルシンキングとは?
問題解決するためのツールです。
ロジカルな思考になるためには、
下記の10のクエスチョンを
(主に自分に)投げかけると良いそうです。
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1.解決したいか?/シェアしたいか?
2.悩んでいるか?/考えているか?
3.抽象的か?/具体的か?
4.思い込みか?/事実か?
5.偶然か?/必然か?
6.発散か?/収束か?
7.なぜそうか?/それで何だ?
8.状態か?/プロセスか?
9.タスクか?/プロジェクトか?
10.重要か?/緊急か?
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投げかけて分類していくと、
頭も気持ちも整理することができ、
どうするべきか明確に見えてきます。
今回の勉強会においては、各項目に対し、
横山さんが事例をあげながら
詳しくお話ししてくださいました。
そちらを私なりに、まとめていきたいと思います。
※ですます調ではないので、
ぶっきらぼうになりますがお許しください。。。
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1.解決したいか?/シェアしたいか?
「会社でこんな嫌なことがあって・・・」という場合でも、
ただの愚痴なのか、解決したいのかによって答えも変わる。
そもそも解決する気がないのであれば、そこで終わり。
無駄に長く、ゴールが見えない会議も、
解決する気がないことが原因。
まずは、どちらかはっきりさせること。
「早く答えを教えて!」という人は、
考えるプロセスが抜けている。
2.悩んでいるか?/考えているか?
悩むことは延々と続くが、考えることは出来ても10分。
例えば「机の上片付けなきゃな・・・嫌だな・・・」とは延々と悩むが、
「いつ机の上を片付けるか?」という考えはせいぜい10分くらいで継続不可。
記憶には・・・
(1)短期記憶(ワーキングメモリー)
(2)長期記憶
(3)外部記憶
の3種類ある。
考えるためには、
長期記憶にアクセスする必要がある。
すぐ思い出せることは、
インパクト×回数のものか、いつも同じこと。
例えば・・・
「昨日朝ごはんなに食べた?」と聞かれて
「えっと・・・」とならずに即答できる人は、
よほどインパクトのある朝食を食べた人か、
いつも同じものを必ず食べている人。
3.抽象的か?/具体的か?
例えば、相手に机の上を片付けて欲しいとする。
抽象的な指示出しをし、
「机の上を徹底的に片付けなさい!」と言った場合、
抽象的な言葉で、
「徹底します!」「やります!」「きちんとします!」
と返ってくることも多い。
なので、いつまで経っても解決しない。
具体的な指示出しをし、
「机の上をどのタイミングで片付けるのか?」と言った場合、
「1週間に1回掃除します」「水曜日の10時に掃除します」
というように具体的に答える。
考えるためには切り口が必要。
▼4W2H
・いつ?
・誰と?
・何を?
・どこで?
・どのくらいの?
・どのような方法で?
※「why」は哲学的な方向に走ってしまうため
ロジカル思考における切り口ではいらない。
この「4W2H」の切り口を用いれば、
例えば、
「いつまでに、どのくらいの頻度で、
誰が、どのような方法で机を片付けるのか?」
という風に考えられるようになり、
具体性が増し、解決できるようになる。
また、抽象的な比較形容詞
(大きい・小さい・多い・少ない・強い・弱い)
などは使わないようにする。
例えば、会議で「昨年よりも売上少ない気がするんだよねー」
と言った場合、昨年と比べてどのくらい少ないのかわからない。
現状とあるべき姿をはっきりさせて、
ギャップがわからないと、解決することができない。
「現状の売上は◯円。目標は◯円。
昨年よりも◯円アップさせていきたい。」
といった具合にすれば進めることができる。
4.思い込みか?/事実か?
意見と事実を切り分ける。
ある一部分を見ただけで、全部だと思うことは
一般化といい、思い込みである。
例えば、「最近の若い奴は礼儀がなっておらん!」と
怒っている人がいるとする。
実際調べてみると、
その怒っている人が実際に会ったことがある
無礼な若者は、たった2人の場合もある。
なのに、最近の若い人という括りにしてしまう。
これは思い込みだ。
特に、インパクトがあると、さらに思い込みが激しくなる。
実際に、どのくらいの人数がいて、
その中のどのくらいの人数があてはまるのかなど、
客観的なデータに基づく事実に向き合う必要がある。
これは相手においても、自分においてもだ。
「いつも私は忘れ物ばかりしている・・・」と
自分を責めているとする。
だが、実際に忘れ物をしたのは1ヶ月に1回ほどで、
鍵を忘れて家に入れなかったという
インパクトがあるだけなのかもしれない。
正しい判断をするためには、
客観的な事実に基づくことが重要だ。
5.偶然か?/必然か?
PDCAサイクルを繰り返して
回数を重ね、検証することで見極める。
「私が若い頃は◯◯で成功した」と言っても
ただの偶然で、時代の流れによるものかもしれない。
偶然に頼らないことが大事。
何度やっても、誰がやっても
計画通りになることは、再現性が高く、
必然とも言える。
「今年の夏は暑かったから、アイスが昨年の2倍売れた」は、
納得しやすい因果関係だが、
「今年の夏は暑かったから、オムツが昨年の2倍売れた」は、
納得しにくい。だが、事実そういうデータがあるのであれば、
相関関係と言える。
これも検証を繰り返し、偶然なのか必然なの
見極めていくことで、成功へ導ける手立てになる。
6.発散か?/収束か?
例えば、会議で・・・
「我が社のホームページを作ろうと思う。
強みを打ち出していきたいので、
1人5個ずつ挙げていってくれ」
と社長が言ったとする。
しかし、出てくる答えは、
似たり寄ったりなものだろう。
人はアイディア出しをする際には、考えずに思いつく
短期記憶(ワーキングメモリー)に頼りがちだからである。
そのため、せいぜい出ても5個ほどで、
同僚も同じことばかり言う。
もしここで、「50個強みを書き出してくれ。
くだらないことでも何でも良いから。」という指示になった場合、
短期記憶(ワーキングメモリー)が枯渇するため、
長期記憶を呼び起こす必要がある。
そうなると、「そういえば・・・」といったような
思いもよらなかったアイディアが続々と出てくる。
例えば、「会社の周りに美味しい飲食店がある」
「トイレをリフォームしたから綺麗になった」など。
その出しきった中で、なんらかの基準を用いて
収束させると、解決策が生まれる可能性も高くなる。
7.なぜそうか?/それで何だ?
前者は「why so」、後者は「so what」。
例えば「やる気が上がると、売上も上がる」は、
必ずしもそうとは限らないため、論理の飛躍と言える。
「なぜそう思うのか?」と問うと明確になる。
トヨタのなぜなぜ分析がこれ。
また、「それで何だ?」は「それでそれで分析」と言える。
例えば「情報共有して社内の活性化に努めたいと思います」
という発言をした課長がいたとする。
「それでどうするの?」と問うと、「部下の育成に・・・」と
答えが返ってくるので、さらに「それでどうするの?」と問うと、
黙ってしまうこともある。
実際は何も目的がなく、手段の目的化になっていることも多いのだ。
ただし、他人に「なぜ?なぜ?」や「それで?それで?」と問うと
尋問のようになる。自問自答すると問題を明確化でき、
解決に導くことができるのでおすすめ。
8.状態か?/プロセスか?
「問題意識を持ってください」という指示は、
状態である。そのように言われたら、
「はい!問題意識を持ちます!」と返ってきて、
何も解決しない。
一体何が問題なのか明確化し、
何をいつどのようにするのかなど、
「4W2H」の切り口でプロセス化することで、
問題解決できるようになる。
9.タスクか?/プロジェクトか?
タスクは、やるべきことであり、計測できるもの。
プロジェクトは、タスクの集合体。
「一緒にゴルフ行きたいよね!」と盛り上がっても、
結局そのままお流れというケースはよくありがち。
プロジェクトを
「いつ誰がどのゴルフ場を予約するか」など、
タスクに分解していけば、プロジェクトは進む。
10.重要か?/緊急か?
「重要かつ緊急なこと」は誰でも真っ先に取り掛かる。
だが、1番重要なのは、「重要かつ緊急ではないこと」だ。
例えば、健康。重要なことだとわかっていても、
今が健康だと緊急性がなく、ついおろそかにしてしまう。
「重要かつ緊急ではないこと」をおろそかにしていると、
いつも間にか「重要かつ緊急なこと」に変わってしまい、
(例えば病気になる)慌てふためくことになる。
「時間がない」「バタバタしている」「忙しい」と言っている人は、
いつも「緊急かつ重要なこと」に振り回され、
感情をコントロールできていない人。
「自分が◯◯をするためには、◯分かかる」と把握する
スケールテクニックを取り入れることがおすすめ。
例えばストップウォッチなどを用いて仕事を行い、
「この仕事はどれくらいでできるのか?」と把握しておく。
すると、スケジュール管理もできる。
また、皿洗いをいつも嫌々やっていたとして、
実際かかる時間が3分だと知ったとする。
すると「3分くらい我慢しよう。このくらいならできる。」
という感情になり、コントロールできるようになる。
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以上です。
達成したいものがあるならば、ロジカルに考え、
具体的に突き詰めていくと
達成できるようになりますね。
なんとなく「やりたいな」「できたらいいね」ではなく、
達成するためにどうしたら良いか理詰めで考えるという、
思考のクセをつけていきたいと思います
*
そして、本日のハイライトですが、
ご用意いただいていた名札が
「アニータ江口」だったことですね。
他の方が普通のお名前の名札なのに・・・
「アニータ
江口」
ですからね。まさかの二段構えですよ。
当然ですよね。
Facebookの名前をそのように
変えてしまっているのですからね。
「やっちまった・・・」と思いましたが、
おかげさまで、色々な方に話しかけていただきましたので
おいしかったということにしておきましょう。
しかも、横山さんにも
「アニータというお名前は、スペイン系ですよね?」と
話しかけていただいたので、私はそれで満足です。
「すみません、大学時代のただのあだ名です・・・」と
お答えしましたが、笑っていただけたので良しとしましょう。
今日は横山さんのお隣に偶然座らせていただいたため、
直接お話しすることができて、ラッキーでした。
※お写真は、ロジかわ会のFacebookグループから拝借しました。
化粧崩れがあまりにひどいので美肌加工しています。ごめんなさい。
いつも動画で拝見している方が隣にいらっしゃるというのは
大変不思議な気分になりますね。芸能人に会ったような気分です。
せっかく書籍を持参したのに、
サインをもらいそびれたことを悔やんでいます。
先ほど横山さんよりFacebookで友達申請をいただき、
「アニータさん」とお呼びいただいたので、
なんだかんだ「アニータ」で良かったという、
あくまで個人的な感想で締めたいと思います。
では。