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「好きではないことは、やりたくない」は、わがままなのか?

「好きではないことは、やりたくない」

これを聞いて、感じることは

・潔いな
・わかる。でも現実は・・・
・なんてわがままな奴だ

というように分かれるだろう。

それもそのはず。
この語っている人の背景や、
方向性が語られていないからだ。


*****


例えば、

「営業成績で社内1位になりたい」
と言っている新人営業マンがいたとしよう。

そこに営業で百戦錬磨な先輩が
「全お客様に手紙を書くと良いよ」
とアドバイスしたとする。

そこで、
「そういうの、
 僕好きじゃないんで
 やりたくないんですよね」

こうやって返事して
終わりにしようとしたら
ただのわがままだろう。

百戦錬磨の先輩のアドバイスであるならば
何かしら効果はありはずだ。

この時の
「好きではないことは、やりたくない」
という気持ちは、ツールや方法に対してだ。

ゴールである
「営業成績で社内1位になりたい」
に関しては好きでやりたいことであれば
試した方が良いだろう。

叶えたいゴールがそれであるならば
少々苦労や嫌なこともあるはずだ。

ツールに対して
「好きではないことは、やりたくない」
で全否定してしまうのはもったいない。

もしかすると、
自分に合わないかもしれないが
合う可能性もある。

もし合わなかったとしても
『合わなかった』という実績ができたので
もうテストせずに済む。

だから無駄ではないので、
とりあえず試してみるのも手であろう。

少なくとも、その道の成功者が
言っていることや、目指したい方向に
いる人が言っていることであれば、
鵜呑みにする必要はないものの、
せっかくなら試すと何か良さそうな気がする。
これは私の一意見ではあるが。


*****


とはいえ、ここでわがままだとも
言い切れない面がある。

というよりは、
わがまま以前の問題の可能性がある。


そもそもこの新人営業マンは
本当に
「営業成績で社内1位になりたい」と
思っていたのかということだ。

この「営業成績で社内1位になりたい」と
考える理由が、

・上司に怒られずに済むそうだから
・女性社員にモテそうだから
・報奨金300万円もらえるから

などという理由であれば、ずれている。
正直、その理由を叶えるためであれば
営業成績1位になる以外の方法もある。

モテたければ、身なりを整えた方が
手っ取り早いだろうし、営業成績1位
とるよりは辛い思いもないだろう。
少々お金がかかるくらいの話だ。

それに、社内で営業成績1位に
なったからといってモテたり、
上司に怒られずに済む保証もない。

だから、本当のところでは
「社内で営業成績1位になりたい」
とは思っていないのだ。

つまり「社内で営業成績1位になりたい」と
いう考え自体が、この新人営業マンは
好きではないし、やりたくないことである
可能性が高いのだ。

そもそものゴールが、
好きではないし、
やりたくないことであれば
動こうとしないとも当然だ。

好きではないし、やりたくないことを
頑張ったところで、達成後のゴールも
やりたくないし、好きではないことが
待っているのであれば、やりたくないのも当然だ。

もし、それでもなお動こうとするのは、
新しい物好きのチャレンジャー、
向上心が強い自分磨きの達人、
そして余程のドMだろう。

だから、「自分はこうしたいと
思っているし、言っているのに
動けないダメなやつなんだ」と
自分を責める人もいると思うが、
そもそもそれは好きではないし、
やりたくない可能性が高い。

例えば有名な画家になりたい人が
ああ、練習だりいな・・・くらいには
思うこともあるだろうが、
スランプにでもならない限りは
絶対に描きたくないとまで
さほど思いつめたりもしないだろう。

練習をしなかったとしても
「今日は描きたい気分じゃないから
 参考資料でも見て勉強するかー」
レベルだと思う。


*****


本当にやりたいことならば
何かしら動こうとはするだろう。
少しくらい苦労も大変なことも
頑張れるだろう。

それをすることによって、
やりたいこと・好きなことが叶う
可能性が上がるのであれば。

逆に、全く動く気がないのであれば、
好きでもないし、やりたくないことで
ある可能性が高い。

それならば、方向が間違っている。
本来叶えたい方向や、もっと直球で
叶えられそうなことであれば
きっと自ら動き出せるかもしれない。


*****


ちなみに補足になるが、
「〜したい」同様に「〜したくない」を
分解してみると、本当にしたくないことが
見えてくる。

例えば「確定申告をするのは好きでは
ないことだから、やりたくない」というのは
法的にまずいことなので許されない。
これはわがままだろう。
確定申告をしないでおくと、
後で税務署に刺される可能性がある。

だが、「確定申告がは好きでは
ないことだから、やりたくない」
を分解してみてみると、
本当に好きではないこと、
やりたくないことが見えてくる。

「確定申告の帳簿付けが面倒で
 レシート整理も面倒臭いし、
 よくわからない上に、細かいし、
 好きではないからやりたくない」

というのであれば、話は別だ。

税理士さんなり、その手のプロに頼めば良いのだ。
別にわざわざ苦労してまでやる必要がない。

ゴールに税務のプロになるだとか、
税務管理もできる社長になるだとか、
そういうゴールがあるのであれば
自分でやったほうが良い。

しかし、やらなきゃ・・・と思うことが
他の誰かの得意なことならばお願いすれば
良い結果がでるはずだし、自分が思い描く
ゴールにもまったく関係ないことであれば
どんどん手放しても良いだろう。
それは、わがままでもなんでもない。


*****


このように、ふと思い浮かんだ考えを
分解していくと、自分が本当のところ
どう思っているのか、本当の
好きなこと・好きではないこと、
やりたいこと・やりたくないこと、
ここに気付けていけるはずだ。
クリアになれば生きやすくなるだろう。

私も今、整理している段階だ。
それに、好きではないこと・やりたくないこと
であっても、何かしら自分で納得できる
理由やメリットがあればやるのも
良いであろう。

自分とどう折り合いをつけるか、
そこが重要なのだ。


*****


最後に『好き』を絡めて告知をば。

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『好きを仕事にする見本市』というテーマの
かさこ塾フェスタに出店します。

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4.16東京 – 好きを仕事にする見本市~かさこ塾フェスタ

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正式な内容はまた明日お伝えします。
(メニューに迷いに迷ってギリギリに・・・)

 


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文章は『上手さ』よりも『読んでもらえる』ことが大事

ライターという仕事柄、
文章の書き方について聞かれることがある。
「どうやったら上手くかけますか?」と。

正直、『上手さ』は二の次だ。

『上手さ』よりも
大事なのは、

『読んでもらえる』
ことである。



*****


そもそも『文章が上手い』という
表現は曖昧だ。好みの可能性もある。

それに、読んでもらえない限り、
上手さなんて判断できない。

だから、まずは
『読んでもらえる』
文章を書くこと。

それが、スタートラインだ。

文章を書くのに慣れていない人は、
まずは『読んでもらえる』文章を
書くことをおすすめする。


*****


では、『読んでもらえる』文章を書くには
どうすれば良いのか?

一番簡単な方法は、
一文を短くすることだ。

短くすれば、
わかりやすくなる。


わかりやすい文章は、
読み手に負担をかけない。

すると結果的に、
読み手は最後まで
読んでくれるのだ。


では、例を見て欲しい。


======================

(A)
明日、私はCちゃんと会う予定だが、
まだ大阪から東京への新幹線の切符を
買えていないために心配している。


(B)
明日、私はCちゃんに会う予定だ。
Cちゃんは、大阪から東京へ来てくれるという。
しかし、Cちゃんはまだ新幹線の切符を買えていない。
Cちゃんに本当に会えるのか、私はとても心配している。

======================


(A)は、1つの文で繋げている。
(B)は、4つの文に分けている。

より、わかりやすいのはどちらか?
答えは、(B)だ。



*****


(A)も、一見おかしくない。
しかし、様々な解釈ができてしまうのだ。

(A)
明日、私はCちゃんと会う予定だが、
まだ大阪から東京への新幹線の切符を
買えていないために心配している。

上記を読むと、
主語と述語がめちゃくちゃで、

・切符を買えていない人物は、
 私なのかCちゃんなのか不明

・私とCちゃん、どちらが
 東京にいて大阪にいるのか不明

・誰が何に心配しているのか不明

という不明なことばかりなのだ。

人は、読んでいるうちに
「なにこれ?」と思うと、
読むのをやめてしまう。

試験問題ならば嫌でも読むかもしれないが、
これといって必要なければ、読まないだろう。

ましてや、ブログや広告など、
読まなくても困らないものであれば
絶対に読まない。

「なにこれ?意味わかんないんだけど」
でシャットダウンだ。

一方の(B)

明日、私はCちゃんに会う予定だ。
Cちゃんは、大阪から東京へ来てくれるという。
しかし、Cちゃんはまだ新幹線の切符を買えていない。
Cちゃんに本当に会えるのか、私はとても心配している。

少しまどろっこしいが、
これといって不明点はないはずだ。

文をそれぞれ分けることによって、

・私は〜だ。
・Cちゃんは〜する。

と言った具合に
主語と述語を明確にしたのだ。

文章を長くすればするほど
主語と述語が遠くなる。
すると、意味が
わかりづらくなる。


「私は〜で〜で〜だったから、
Cちゃんは〜って言って
私は〜するようにしたの。」

というような長い文章では
主語と述語が遠くなるのだ。

だが、一文を短くするだけで、
主語と述語は近くなる。
すると、必然的にわかりやすくなる。

わかりやすくなると、
読んでもらえるようになる。

だからこそ、
一文を短くすることが、
『読んでもらえる』文章の一歩なのだ。


*****


一文を短くすること、
これがポイントになるわけだが、

とはいえ、
具体的にどうしたら
良いかわからないかもしれない。

ルールとしては、

・主語と述語は1つずつ
・修飾語や形容詞を
 多用しない

・1文は30字〜40字
 程度におさめること


この辺りを守れば、
大概読みやすい文章になる。

どうしたら良いか分からない方は
ぜひ試していただきたい。

慣れてきたら応用として
少し崩していっても良いだろう。

ちなみに、なぜ30字〜40字程度が
良いのかというと、Yahooニュースタイトルの
文字数がそのくらいだからだと聞く。

どうやらYahoo内で読まれやすい文字数を
研究した結果、あの長さになったらしい。


*****


こんなことを書いている私だが、
本当は一文が果てしなく長い
まどろっこしい書き方が好きだ。

だが、そのような書き方は、
小説などの創作物向きだ。

そして、ハイリスクなので
あまりおすすめしない。


*****


それに、広告文においては
さほど『文章の上手さ』は
求められない。


創作物でもないのでセンスは必要ないのだ。
(ルミネなどの詩的なイメージコピーは
 芸術的センスも必要になってくるが。)

むしろ、いかに
『読んでもらえる』か、そして
『行動してもらえるか』が大事
なのだ。


だからこそ、
広告文においても、
『読んでもらえる』文章を
書くことが求められる。

『読んでもらえる』文章を
書く方法は多数あるが、
一番簡単なのは、
一文を短くすること。


ぜひお試しいただけると嬉しい。


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「お疲れ様」ではない「お楽しみ様」や「お元気様」とは一体何なのか?

kodomo no kao ミニスタンプ浸透印お疲れ様です猫(インク:ブルー)(0542-075)



※下記の方が読みやすいのでどうぞ。
     ↓ ↓ ↓

anita-egc.com




たまに「お疲れ様」のことを
「お楽しみ様」だとか
「お元気様」と言う人がいる。

今まで現実世界でお会いしたことは
なかったのだが、Facebookなどの
インターネット内では何度も見かけた。

特にその発言者の方が嫌なわけでもないのだが
なぜだか物凄くぞわぞわするのだ。


*****


話を聞いたり、調べたところ、
どうやら前向きな気分でいるために、
ネガティブ表現をしないように、
ポジティブ表現に置き換えているのだという。

つまり、『お疲れ様』の中の
『疲れ』は
ネガティブ表現なので

『楽しみ』だとか『元気』だとかの
ポジティブ表現に
変えている
というわけだ。


*****


確かにネガティブ表現よりも、
ポジティブ表現の方が
良いという話はよく聞く。

例えば「走らないで」よりも
「ゆっくり歩こうね」と
言う方が子供が守るとか、

「失敗しないように!」と言っていると
『失敗』に気持ちが持っていかれてしまうので
「成功するように!」と言う方が
良いというような内容だ。


*****


とはいえ・・・
「お疲れ様」の場合は、
正直、ややこしくないか?
それに物凄く違和感がある。

いちいち、頭の中で置き換えるたびに
脳裏には『お疲れ様』がかすめる。
そうであれば、本末転倒だ。

『お疲れ様』を
言ってはいけない
考えるからこそ、

『お疲れ様』を
考えてしまう。

本当に意味があるのだろうか。
面倒で苦しくないのだろうか。

「お疲れ様」という言葉は
もはや「こんにちは」レベルの挨拶だ。
正直、何も考えずに言うことが多い。

確かに『言霊』という言葉があるように、
言ったことは残り、その言葉通りに
なってしまうともいう。だからこそ
言葉には気をつけろというのもわかる。

しかし、「お楽しみ様」だとか
「お元気様」と言い換えたところで
何か良いことがあるのだろうか。

言っている本人は良いかもしれないが
言われた側は「え?何?お疲れ様のこと?
あ、『疲れ』と言いたくないから?」と
今まで何も気にしていなかった『疲れ』に
着目してしまい、疲れてしまう。
言われた方はたまったもんじゃない。

とはいえ、言っている方も悪気はない。
ポジティブ表現が良いと思っているから
使っているだけだ。ポジティブな思考を
ただ広めようとしているだけなのである。


*****


ある意味、
これは宗教のようだなとも感じた。
良いものだと信じていることがあり、
広まったらさらに良い世界になると思うのだ。
布教するかどうかはその人の信心深さによるが。

そして、他に感じたことは、
「外国語みたいな
ものなんだろうな」
ということだ。

もし「お疲れ様です」と
いう言葉が
元々日本には
存在しなかった場合、

誰もが「お楽しみ様」だとか
「お元気様」だとか言っていたはずで
違和感はなかったはずだ。


*****


実際に、この「お楽しみ様」という挨拶は
『成功の9ステップ』などを発信しており、
自己啓発業界の超有名人である
ジェームス・スキナー氏が推奨している表現らしい。

だから、ジェームス・スキナー氏の熱狂的なファンは
真似することが多いのである。
(私はアンチではないが熱狂的な信者が苦手だ)

つまり、ある意味ではジェームス・スキナー国家の
公用語なのだ。そこの国の人はそれが当たり前の
挨拶であり、違和感などないのだ。
そこの国の中の挨拶では常に「お楽しみ様」。

しかし、つい外の世界に出てきた時にも
「お楽しみ様」と言うと言語が通じない。
まるでスワヒリ語
「こんにちは」という
意味の「ジャンボ!」と
挨拶した時のような
反応が返ってくるのである。

そんな風に考えていると、気になるのは、
ジェームス・スキナー氏が外国人だという点。
日本語表現について、どこまで落とし込めて
いるのかは不明だ。


*****


では、実際に
「お疲れ様」「お楽しみ様」「お元気様」が
どのように訳されるのかグーグル先生に聞いてみた。

f:id:aiegc:20170210175957p:plain

まずは「お疲れ様」
「Thank you」ならば良い印象だ。
「ありがとう」という感謝であり、
いわゆるポジティブ表現である。
文句はないだろう。


f:id:aiegc:20170210175911p:plain
次に、「お楽しみ様」
こんなに考え抜いて置き換えたのに
「Hi」だけだ。所詮「やあ!」なのだ。

f:id:aiegc:20170210175923p:plain
そして、最後に「お元気様」
「Dear Mr.Genki」なので、
つまり「親愛なる元気様へ」だ。

もはや挨拶でも何でもない。
『元気』という名前の人物に思われている。


*****


このような結果を見ると、
せっかく一生懸命頑張って
「お疲れ様」を「お楽しみ様」だとか
「お元気様」と置き換えても、
「やあ!」だとか「親愛なる元気様へ」
程度にしか意味をなさない。

むしろ、
「お疲れ様」が「ありがとう」
なのだから、1番マシだろう。

それにこう言ってしまったら
終わりなのだが、そこまでして
『お疲れ様』に固執する
意味がわからない。

「こんにちは」
「ありがとうございました」

「お世話になっております」
良いではないか。

「お楽しみ様」や「お元気様」の
適切な使い方を考えるのであれば
「昨夜もお楽しみ様でしたね」
「今朝もお元気様ですね」
でキマリだ。
それ以外の用法は私には思いつけない。

なので、今後「お楽しみ様」だとか
「お元気様」だとか言われた時は
卑猥な表現として使われたのだと
積極的に認識していきたいと思う。


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